私が55歳で築60年の実家を建て替えた記録から、入居後に役立った「住宅設備の使い方と手入れ」だけをまとめる。注文住宅は設備が新しくなるぶん、使い方や手入れに最初は戸惑う。特に古い家からの建て替えだと、旧宅になかった設備も多い。これから新居に住む人、住宅設備の扱いに迷っている人に、実際に説明を受けて役立ったものを残しておく。
内覧会(施主検査)では、建物の施工に対する指摘はほとんどなかった。そのぶん有益だったのが、後半の設備の使い方説明だ。ここで習ったことが、入居後の暮らしでそのまま役に立った。
この記事の要点
- 玄関のピタットKeyは、物理鍵を紛失するとシリンダーごと交換になる。非常用鍵は保管し、ダミーキーを入れておくと安心
- 24時間換気のスイッチは、照明と一緒に消さないよう注意
- トイレ(アラウーノ)の洗剤は、条件を満たせば汎用品でも代用できる
- 壁に釘を打つなら、下地の位置(端から455mm)を知っておく
玄関ドア(ピタットKey)——物理鍵を紛失すると交換になる
玄関はYKKapの「ピタットKey」。タグキーをドアに接触させると開錠できる。このタグキーの中には、非常用の物理鍵(収納カギ)が入っている。
営業担当から、注意点を一つ教わった。タグキーそのものをなくした場合は、電子ロックの設定変更で対応できる。しかし中の物理鍵を紛失すると、ドアのシリンダーごと交換になる。だから非常用の物理鍵は手元に保管しておき、タグキーの中にはダミーキーを入れておく人もいる、という話だった。
なるほどと思い、後日ダミーキーをネットで購入して装着した。これで、万一タグキーごと落としても、本物の物理鍵は手元に残るので、電子ロックの設定変更だけで済む。
自然給気口(プッシュ式レジスター)——2段階で換気量を調節
壁についている自然給気口も、旧宅にはなかった設備だ(仮住まいのマンションにはあったが開放式のものだった)。プッシュ式のレジスターで、押し込む段階が2段階あり、換気の量を調節できる。
手入れの仕方もその場で習った。あわせて、風が強いときや雨が吹き込むときは閉めておくよう勧められた。
24時間換気のスイッチ——照明と一緒に消さない
トイレ・洗面所・浴室には、24時間換気の設備がある。スイッチは照明のスイッチと並んでいて、作動中はスイッチが赤く点灯する。
ここで注意されたのが、照明を消すときに換気スイッチまで一緒に消してしまわないこと。24時間換気は、その名のとおり常時動かしておくものだ。私は後日、換気スイッチだけ触れないようにするスイッチカバーをネットで買い、自分で取り付けた。
トイレ(アラウーノ)——洗剤は汎用品でも代用できる
トイレはパナソニックの「アラウーノ」。洗剤を補充して使うタイプで、その交換方法を習った。
純正の洗剤は高価だが、工事監督によると、無色透明でサラサラした中性洗剤であれば、汎用品でも代用できるとのことだった。私はその後、アマゾンで安価な汎用タイプの洗剤を購入して、ランニングコストを抑えている。
壁の下地の位置——ツーバイフォーは端から455mm
DIYで壁に棚や物を取り付けるなら、下地の位置を知っておくと失敗が減る。
営業担当から聞いたのは、住友不動産のツーバイフォー工法では、壁の端から455mmごとに1枚、下地の木材が入っているということ。それ以外の部分は石膏ボードで、そこに釘を打っても効かない。釘やビスは、455mm間隔の木材をねらう。
木材に打ち込んである金具を磁力で見つける道具も売っていると教わり、これも後日購入した。壁の中は見えないので、こういう道具があると下地を探しやすい。
カーテンのフック——自分で買うなら種類を確認
カーテンは自分で用意することにしたので、内覧会のうちにフックの種類を同席したIC担当に確認しておいた。我が家は、メインカーテンはBフック、レースカーテンはAフックだった。
市販のカーテンはフックの型(AフックかBフックか)で吊り位置が変わる。自分で買うつもりなら、この確認を先にしておくと、あとで合わないという失敗を避けられる。
まとめ
- 玄関のピタットKeyは、物理鍵を紛失するとシリンダー交換になる。非常用鍵は保管し、ダミーキーを入れておく
- 自然給気口は2段階で換気量を調節できる。風雨のときは閉める
- 24時間換気のスイッチは照明と別。一緒に消さない
- アラウーノの洗剤は、無色透明・サラサラの中性洗剤なら汎用品でも代用できる
- ツーバイフォーの下地は端から455mm間隔。DIYで釘を打つならここをねらう
- カーテンを自分で買うなら、フックの型を先に確認しておく
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