住友不動産のインテリアコーディネーター(IC)打ち合わせの全体像は、次のとおり。
- 何回・何時間かかるのか(打ち合わせ3回+照明・電気1回、1回2時間程度)
- 標準仕様ではどんな選択肢から何を選べるのか(屋根・外壁・玄関ドア・フローリング・建具・壁クロス)
- 部屋ごとに実際に何を選んだのか
- 打ち合わせの成果物「ICボード」の実物
間取りが固まると、今度は家の「色」を決めるフェーズに入る。ここからインテリアコーディネーター(IC)担当が加わった。住友不動産の関連会社、住友不動産シスコンの方で、営業担当と3人で新大久保の営業所で打ち合わせを行う。
IC担当は二十代後半くらいの、落ち着いた雰囲気の女性だった。こちらの希望や疑問にすぐ応えてくれる。
経験豊富で、押しつけがない。迷ったときには「私はこちらをお勧めします」とはっきり言ってくれる。
打ち合わせの内容を手書きで丁寧に記録して、終了後にコピーをもらえた。字がとてもきれいで、毎回それに見とれてしまった。
IC打ち合わせは3回、加えて照明・電気関係の打ち合わせが1回。いずれも1回あたり2時間程度だった。
並行して自分でショールームを何度も訪問した。ショールームの話は別章でまとめて書く。
外壁・屋根・玄関・サッシ
ハウスメーカー選定の段階で、住友不動産が初回に示してくれた完成予想図がある。水彩画で描かれたもので、その仕上がりイメージがとてもよかった。これをベースに検討を進めることにした。
外壁と屋根はケイミューの高品質サイディングから標準仕様で選ぶことができる。30センチ四方の実物サンプルを手に取りながら候補を絞っていく。屋根は選択肢が4〜5点だったのでその場で決めた。
「コロニアル遮熱グラッサ」のクールブラック——深みのある黒にブルーが加わった、シックな色合い。自分では永遠に見上げることのない部分だが、だからこそこだわった。
外壁は、明るい色のベースにアクセントで深みのある色を合わせる方向で候補を4パターンに絞り、実物サンプルを後日自宅に送ってもらうことになった。届いたサンプルは、いつも目に触れる場所に飾って完成イメージを想像する。
これが楽しい。さらに大きなものでイメージを確かめるため、パナソニックのショールーム内にあるケイミューの展示も見に行くことにした。


玄関ドアはYKKAPの最上位グレードから標準仕様で選べる。カタログで候補を絞り、後日自分でYKKAPのショールームに足を運ぶことにした。窓サッシはYKKAPの両面樹脂サッシに決めていたので、外壁に合わせてサッシの色を決めた。
外壁と玄関ドアはとにかくこだわり抜きたかった。
内装
玄関から1階・2階・小屋裏収納へと、床材・壁クロス・室内ドア・内装部材の色を順番に決めていく。フローリングは三京化成「J-STYLES」シリーズ(住友不動産オリジナル)、壁クロスはサンゲツ「SFH」シリーズ(住友不動産オリジナル)、室内ドアは三京化成「SF-Neo」シリーズ(住友不動産オリジナル)から選ぶ。カタログで候補を絞り、サンプルを後日自宅に送ってもらう流れだ。

1階はブルームエルムという明るい茶色のフローリングを基調に、壁は白でまとめた。明るく開放的な色調にしたい。室内ドアはバニラウッド(明るい茶色)で統一した。
2階は少しイメージを変えて、ディープウォールナットという深い色のフローリングに、壁は白をベースに深みのあるベージュをアクセントとして加えた。室内ドアはマーブルウッド(明るい茶色)を選んだ。
小屋裏は「秘密基地」にしたかったので、スモークドアッシュというさらに深い色のフローリングを選び、壁もより深いベージュで候補を絞った。秘密基地感が出るといいのだが。
白のクロスなんてどれを選んでも似たようなものに思えるのだが、それでも並べてみると違う。徹底的に選び抜いた。
標準仕様で選べるものは、意外と多い
我が家に提示された標準仕様の選択肢は、次のとおりだった。
- 屋根:ケイミュー「コロニアルグラッサ」16種類
- 外壁:ケイミュー「光セラ」。無数のサンプルから好みを伝えて絞ってもらい、打ち合わせでは4種類を選択肢にした
- 玄関ドア:YKKap「イノベストD50」12タイプ×カラー3〜8種類(タイプによる)
- フローリング:三京化成「J-STYLES」6種類
- 建具(室内ドア):三京化成「J-STYLES」8種類/「SFデザイン」8種類/「SF-NEO」6種類
- 壁クロス:サンゲツ「SFH」シリーズ。無数のサンプルから好みを伝え、サンプル帳を5冊ほど自宅に送ってもらった
外壁とクロスのように選択肢が膨大なものは、全部から選ぶのではなく、好みを伝えるとIC担当が整理して候補を絞って提案してくれる。
確定へ
3回目の打ち合わせで選定したサンプルを持ち込み、外装・内装の色を確定させた。
外壁のベースには光セラ「フィエルテ」チタンコンクリート——グレーのコンクリート調という珍しいサイディングを選んだ。アクセントには光セラ「ネオロックオーバルストーン」チタンブラックというレンガ調のサイディングを採用した。
玄関ドアはYKKAPのショールームに何度も通い、「イノベストD50」ショコラウォールナット——ダークウォールナット調のすりガラス付きの製品を選んだ。壁クロスとフローリングは、事前に選んできたサンプルをそのまま確定した。
ICボード——打ち合わせの成果物
すべての打ち合わせが終わると、決定内容をまとめた冊子「COLOR SCHEME」が渡される。いわゆるICボードだ。

部屋ごとに、床・壁・天井のサンプル実物が貼られ、品番が記載されている。紙の色見本ではなく実物の切片なので、質感まで手元に残る。入居後も「この壁紙の品番は何だったか」を確認できる。



部屋ごとに何を選んだか(全リスト)
ICボードの記載を、部屋ごとにそのまま書き出す。
| 部屋 | 床 | 壁 | 天井 |
|---|---|---|---|
| 玄関(1F) | タイル/新井窯業「フィウミII」FM-300/33(石面)+フローリング「ブルームエルム」 | サンゲツSFH517+アクセントSFH534 | SFH517 |
| DK・階段下物入・洋室1・クローク1(1F) | ブルームエルム | SFH517 | SFH517 |
| 洗面脱衣室(1F) | CF/サンゲツHM-11117 | SFH526 | SFH517 |
| トイレ1(1F) | CF/HM-11117 | SFH525+アクセントSFH530(濃紺) | SFH525 |
| ホール(2F) | ブルームエルム ※階段=河合製巧SL15 | SFH517 | SFH517 |
| 洋室2(2F) | ディープウォールナット ※キャットウォーク上部=スモークドアッシュ | SFH533+アクセントSFH512 | SFH533 ※キャットウォーク下・小屋裏収納下=SFH512 |
| 洋室3・クローク2(2F) | ディープウォールナット | SFH522 | SFH522 |
| トイレ2・物入(2F) | CF/HM-11087 | SFH525+アクセントSFH539 | SFH525 |
| 小屋裏収納1 | スモークドアッシュ | SFH533+アクセントSFH516 | SFH516 |
| 小屋裏収納2 | ディープウォールナット | SFH522 | SFH522 |
| キッチン | 扉:クリアーウッド/キッチンパネル:モザイクベージュ | – | – |
| 浴室 | アクセント:ガラスタイルホワイト | – | – |
※フローリングはいずれも三京化成「J-STYLES」。クロスはすべてサンゲツ。
一覧にすると、次のような使い分けになっている。
- 床は3色:1階は明るいブルームエルム、2階居室は濃いディープウォールナット、小屋裏はグレーのスモークドアッシュ
- 壁はSFH517を基調に、部屋ごとにアクセントクロス1面。トイレ1の濃紺(SFH530)のように、狭い空間ほど濃い色が映える
- 水回りの床はフローリングでなくCF(クッションフロア)。水に強く掃除しやすい
外装・設備まで含めた家全体の品番は、建材リストにまとめている。
照明・電気関係
ICが作成した提案書をもとに、後日、営業担当者と新大久保の営業所で打ち合わせを行った。照明はダウンライトとスポットライトの組み合わせでICの提案を基本とした。書斎兼寝室については搬入予定の家具をあらかじめ選定していたので、その配置に合わせてライトの位置を調整した。
コンセントの位置も家具の配置を先に決めた上で設定。エアコンと室外機の位置も確定した。

