第4章 私が建て替えを選んだ理由

3章のKさんの説明を聞き終えたとき、私の中では結論が出ていた。

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建て替えかリフォームかを考えるために読み込んだ記事

建て替えるしかない。

理由はシンプルだった。
私が一番恐れていたのは、いつかこの家に住めなくなることだ。
大きな地震で家が倒壊する——そのイメージが、ずっと頭の片隅にあった。

リフォームやリノベーションでも、設備を更新し内装を整えれば住みやすくなる。
費用だけを見れば、建て替えより大幅に抑えられる。

しかし構造躯体は変わらない。
基礎、柱、梁——家の骨組みそのものは、リフォームでは作り直せない。

「長く安心して住める家にしたい」

それが私のプロジェクトの本質だと、この相談で初めてはっきり言語化できた。
その目的を達成する方法は、建て替え一択だった。

建て替えとなると大規模なプロジェクトになる。
費用も格段に増す。
しかし安心して住める家にするためには、必須な工事だ。

親から受け継いだこの家を、自分の手で新しく丈夫な家に生まれ変わらせる。
Kさんとの相談の最中、55歳でこの大きなプロジェクトを始動する決意を持った。

次に考えるべきことは、どの会社に建ててもらうか、費用はどれくらいになるか——家づくりの具体的な条件だった。


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建て替えの全記録
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まくら

築60年の実家を55歳で建て替えました。専門家ではなく、リフォームか建て替えかで迷った一人の施主です。何が分からなかったのか、どこで迷ったのかを、同じ目線で記録しています。誰かの正解ではなく、判断の材料として使ってもらえたら嬉しいです。

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