工事・実務

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引っ越し

12月17日、引っ越し当日。朝9時、アーク引越センターの作業員4人が実家に到着した。ここから、半年間の仮住まい生活が始まる。当日の流れ作業は午前中の搬出から始まった。4人体制で手際よく荷物がトラックに積み込まれていく。そして、この日は搬出先が2つに分かれるのが特殊だった。半年間保管する荷物を積むトラックと、仮住まい先へそのまま運び込む荷物を積むトラック。それぞれが現場に待機していて、仕分けシールに従って積み分けていく。仮住まい先のライフラインは事前に開通済み。電気もガスも水道も、着いたその日から普通に使える状態にしてあった。洗濯機の搬出・搬入・設置は、アーク委託の専門業者が対応。テレビとケーブルテレビ配線は、別途JCOMに依頼していて、こちらも同じ時間帯に作業が入った。業者が入り組んでいて、それぞれから指示を求められる。「これはどちらに積みますか」「コンセントはどこに繋ぎますか」「チューナーの設置位置はここでよろしいですか」。午前中は実家で搬出を見守り、午後は仮住まい先に移動して搬入と設置の指示を出し続けた。全作業が完了したのは15時頃。プロの仕事に驚く作業を見ていて、何度も驚かされた...
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引っ越し準備

仮住まいの契約が済んだ時点で、本格的に引っ越し準備が始まった。築60年の実家には、60年分の荷物がある。祖父母が暮らし、親が暮らし、自分が育ってきた家だ。タンスの奥からは昭和の切手が出てくるし、押入れからは祖母の着物が出てくる。新しい家は、敷地の条件から今よりかなり狭くなる。ということは、今の荷物を全部は持っていけない。むしろ、この機会に思い切って減らすべきだった。判断基準は「極力捨てる、処分する」。引っ越し業者の選定まず動かしたのは、引っ越し業者の選定だった。今回の引っ越しは、普通の引っ越しとは条件が違う。仮住まい先には必要最小限のものだけ運び、残りの荷物は業者の保管サービスに預ける。そして半年後、新居が完成したら、仮住まい先の荷物と保管荷物を新居に運び込む。つまり「2段階輸送+半年間の保管」という特殊な形になる。これに対応でき、かつ価格が妥当な業者を探す必要があった。ネットで検索し、評価の高かった「アーク引越センター」に見積もりを依頼。あわせて、住友不動産からの紹介2社、日本テンポラリーハウスからの紹介1社の計4社から相見積もりを取った。比較したのは「保管料+往復引っ越し代金」の合...
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仮住まい先選定

解体業者の選定と並行して、仮住まい先の選定も動いていた。半年近く、慣れない場所で暮らすことになる。どこに、どんな家を借りるか。ここで快適さが下がると、建て替え期間中ずっとストレスを抱えることになる。とはいえ、選びすぎて決まらないのも困る。12月解体予定なので、11月中には入居している必要があった。日本テンポラリーハウス仮住まいは、住友不動産の紹介で「日本テンポラリーハウス」という会社に相談することにした。ここは、建て替えやリフォーム期間中の仮住まい専門の紹介会社だ。普通の賃貸仲介と違って、短期契約が前提。建て替えの工程に合わせて入居・退去日を調整してくれる。敷金礼金の扱いも、通常の賃貸より柔軟なことが多い。9月25日、電話で相談を入れた。こちらの住所は住友不動産から連携されていて、担当者はすでに周辺エリアの物件情報を把握していた。その日のうちに、候補物件の資料がメールで届いた。仕事が速い。10月1日、渋谷のカフェで担当者と打ち合わせ。30代くらいと思われる女性の担当者で、経験豊富な積極的な応対だった。内見から申込み、入居までの流れを一通り説明してもらう。良い物件は早く埋まるので、早めに...
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解体業者選定

解体工事は、自分で業者を手配することに決めていた。ハウスメーカーに一括で委託すれば品質面や進行管理面では安心だが、費用が相当割高になるという話をあちこちで聞いていた。中間マージンが乗るからだ。住友不動産からも解体を含めた見積もりは出ていたが、ここを切り離して自分で発注すれば、数十万円単位で費用を下げられる可能性がある。住友不動産には、自分で解体業者を手配する方針を事前に伝え、了承を得ていた。ハウスメーカー選定前、7月下旬の段階で、すでに解体業者への見積もり取得を始めていた。プロジェクト全体の費用感を掴むためだ。建て替えの総額は、本体工事費だけで決まるものではない。解体、外構、登記、仮住まい、引っ越し、家具家電。すべてを合計してはじめて本当の予算がわかる。解体業者選びの難しさとはいえ、解体業者選びは怖い世界でもある。調べれば調べるほど、トラブル事例が出てくる。業者選びを失敗すると、想定外の追加工事費、近隣からのクレーム、場合によっては訴訟にまで発展することもある。悪徳業者にあたって、本来不要な費用を請求されたという話も珍しくない。しかも、優良な解体業者を自分で見つけるのは、かなり大変だ。...