解体後に地中埋設物が出た|3トントラック3台分・追加費用と業者の見分け方【実例】

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私が55歳で築60年の実家を建て替えた記録から、「地中埋設物」の話だけを詳しく書く。かかった費用と、想定外の教訓を記しているので、解体を考えている人、特に古い家の建て替えを控えている人に、ぜひ知っておいてほしい内容だ。

解体後の更地

この記事の要点(3行)

  • 解体後の更地から、古い基礎の残骸が3トントラック3台分出てきた
  • 撤去は数十万円の追加費用。ただし誰に頼んでも発生していた費用だった
  • 重要なのは「埋設物が出るか」より「出たとき誠実に対応する業者か」

解体そのものは順調だった

解体工事は問題なく終わった。築60年・木造2階建て、狭小地。費用は本体工事が約120万円、解体前の残置物の片付けが約15万円。1月5日に着工し、建物本体はほぼ1日で解体、瓦礫の分別・搬出・整地を経て1月10日に完工した。

ここまでは見積どおり、想定の範囲だった。問題は、更地になった「後」に起きた。

更地の地中から、大量の基礎残骸

整地が終わった土地の地中から、埋設物が見つかった。大半は古いコンクリート基礎の残骸で、量にして3トントラック3台分。60年前の家の基礎や、過去の構造物の一部が、地中に残されたままになっていた。

解体作業中の現場

これを撤去しないと、新しい家の基礎工事に進めない。つまり避けて通れない。撤去費用は数十万円の追加となり、当初の予算はここで大きくオーバーした。

古い土地の建て替えでは、地中埋設物はそれほど珍しいことではないらしい。特に何度か建て替えられている土地や、古い時代に建てられた家では、地中に何が残っているか掘ってみるまで分からない。

ただし、これは「誰に頼んでも」出た費用

ここは冷静に整理しておきたい。地中埋設物の撤去費用は、特定の業者が上乗せした費用ではない。埋設物が実際に存在した以上、どの業者に発注していても、撤去は必要で、費用は発生していた。

つまり「業者選びで防げた出費」ではなく、「土地に最初から潜んでいたコスト」だ。建て替えの総予算を組むとき、古い土地ならこの種の想定外を見込んでおく必要がある、というのが実感だ。

本当の教訓は「業者の誠実さ」

では業者選びは関係ないかというと、逆だ。地中埋設物で差が出るのは「出るかどうか」ではなく、「出たときにどう対応する業者か」だった。

解体業界には、外から埋設物を持ち込んで量を水増しし、撤去費用を不当に上乗せする業者もいると聞く。地中のことは施主には見えないから、悪用しようと思えばできてしまう。

私は契約前に、発注先の社長へ一つ約束を取り付けていた。「埋設物が出たら、その時点ですぐ見積を出す」。実際に出たときの対応はスムーズで、提示された見積は数量も単価も明確な、透明なものだった。事前にこの一言を取り付けていたかどうかが、結果的に安心につながった。

古い土地の建て替えを控えているなら、契約前にこう確認しておくといい。「地中埋設物が出た場合、どういう手順で、どう費用を算定するのか」。この質問に明確に答えられる業者かどうかが、一つの判断材料になる。

どうやって信頼できる業者を見つけたか

私は解体を自分で手配した。ハウスメーカー経由より費用を抑えられる一方、業者選びの責任は自分で負うことになる。素人が優良な解体業者を一から探すのは難しい。

そこで使ったのが、審査を通過した業者だけが登録されている解体の一括見積サービスだった。地元に近い3社をまとめて手配してもらい、現地を見たうえでの見積を比較できた。埋設物が出たときに誠実だった業者も、この比較の中から選んだ1社だった。

業者選びの具体的な流れと、費用全体の内訳は、別の記事に詳しくまとめている。

まとめ

  • 古い土地の建て替えでは、地中埋設物による追加費用(数十万円規模)を予算に見込んでおく
  • それは誰に頼んでも出る費用であり、業者選びで防ぐものではない
  • 防ぐべきは「不誠実な上乗せ」。契約前に、埋設物が出た場合の見積手順を確認しておく
  • 信頼できる業者選びには、審査制の一括見積サービスが入口として有効だった

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