第7章 ハウスメーカーの候補をどう決めたか

ハウスメーカーに絞ることを決めたあと、次の問題はどの会社に話を聞くかだった。
やみくもに住宅展示場を回るのは効率が悪い。
LIFULL HOME’SのKさんに希望条件をそのまま伝えて、候補をリストアップしてもらうことにした。

間取り図の上に置かれた積み木の家(イメージ写真)
※イメージ写真

伝えた希望条件

シンプルな家にしたい。
設備も間取りも必要最小限でいい。

可能な限りコストを抑えたい。
そして災害に強い家にしたい。

養う家族はいない。
今後住む年数にも、使える資産にも限りがある。
豪華さよりも、丈夫でシンプルな家を優先した。

今回は建て替えなので注文住宅が前提になる。
土地条件も踏まえて、注文住宅を主力とし、狭小地や法規制に対応できる会社という条件で候補を出してもらった。

提案された6社

Kさんから提示されたのは次の6社だった。

・一建設(飯田グループ)/ローコスト帯
・タマホーム/中堅帯、長期優良住宅に対応
・東栄住宅(飯田グループ)/中堅帯、設計自由度が比較的高い
・桧家住宅/断熱性能・空調に強み
・住友不動産/中〜上位価格帯、資材性能に強み
・アキュラホーム/耐震性と自由設計に強み

なぜ住友不動産を加えたのか

最初、私は一建設・タマホーム・東栄住宅・桧家住宅の4社で比較しようと考えた。
住友不動産とアキュラホームは予算を超える可能性が高いと感じたからだ。
目標は2,000万円だが、多少の超過までは許容するつもりでいた。
2,600万円はその幅を超えていた。

しかしKさんからこう言われた。
上位クラスを一社含めることで、性能・仕様・保証のどこに差があるかが見えてくる。
安い会社だけを並べると、価格の違いが「何によるものか」が判断できなくなる、と。

この説明には納得した。
上位メーカーを一社入れるとすれば、住友不動産かアキュラホームだった。
アキュラホームはさらに坪単価が高くなりそうだったため除外し、住友不動産を加えた5社で比較検討することにした。

Kさんからは、当家で建てられる規模での各社のおおよその価格感(予想)も聞いていた。
一建設が約2000万円、タマホームが約2100万円、東栄住宅と桧家住宅が約2200万円、住友不動産が約2600万円。

この時点では、住友不動産が頭一つ高いという印象だった。
だが後日、実際に見積を取ると、この事前のイメージは大きく覆ることになる。

次章からは、実際に各社を訪問して感じた違いを書いていく。

会社選びの比べ方の全体像は、別記事の注文住宅の会社選びは「複数社を並べて比べる」から始まるにまとめている。


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まくら

築60年の実家を55歳で建て替えました。専門家ではなく、リフォームか建て替えかで迷った一人の施主です。何が分からなかったのか、どこで迷ったのかを、同じ目線で記録しています。誰かの正解ではなく、判断の材料として使ってもらえたら嬉しいです。

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