間取りが固まると、今度は家の「色」を決めるフェーズに入る。ここからインテリアコーディネーター(IC)担当が加わった。住友不動産の関連会社、住友不動産シスコンの方で、営業担当と3人で新大久保の営業所で打ち合わせを行う。
IC担当は二十代後半くらいの、落ち着いた雰囲気の女性だった。こちらの希望や疑問にすぐ応えてくれる。経験豊富で、押しつけがない。迷ったときには「私はこちらをお勧めします」とはっきり言ってくれる。打ち合わせの内容を手書きで丁寧に記録して、終了後にコピーをもらえた。字がとてもきれいで、毎回それに見とれてしまった。
IC打ち合わせは3回、加えて照明・電気関係の打ち合わせが1回。並行して自分でショールームを何度も訪問した。ショールームの話は別章でまとめて書く。
外壁・屋根・玄関・サッシ
ハウスメーカー選定の段階で、住友不動産が初回に示してくれた完成予想図がある。水彩画で描かれたもので、その仕上がりイメージがとてもよかった。これをベースに検討を進めることにした。
外壁と屋根はケイミューの高品質サイディングから標準仕様で選ぶことができる。30センチ四方の実物サンプルを手に取りながら候補を絞っていく。屋根は選択肢が4〜5点だったのでその場で決めた。「コロニアル遮熱グラッサ」のクールブラック——深みのある黒にブルーが加わった、シックな色合い。自分では永遠に見上げることのない部分だが、だからこそこだわった。
外壁は、明るい色のベースにアクセントで深みのある色を合わせる方向で候補を4パターンに絞り、実物サンプルを後日自宅に送ってもらうことになった。届いたサンプルは、いつも目に触れる場所に飾って完成イメージを想像する。これが楽しい。さらに大きなものでイメージを確かめるため、パナソニックのショールーム内にあるケイミューの展示も見に行くことにした。
玄関ドアはYKKAPの最上位グレードから標準仕様で選べる。カタログで候補を絞り、後日自分でYKKAPのショールームに足を運ぶことにした。窓サッシはYKKAPの両面樹脂サッシに決めていたので、外壁に合わせてサッシの色を決めた。
外壁と玄関ドアはとにかくこだわり抜きたかった。
内装
玄関から1階・2階・小屋裏収納へと、床材・壁クロス・室内ドア・内装部材の色を順番に決めていく。フローリングは三京化成「J-STYLES」シリーズ(住友不動産オリジナル)、壁クロスはサンゲツ「SFH」シリーズ(住友不動産オリジナル)、室内ドアは三京化成「SF-Neo」シリーズ(住友不動産オリジナル)から選ぶ。カタログで候補を絞り、サンプルを後日自宅に送ってもらう流れだ。
1階はブルームエルムという明るい茶色のフローリングを基調に、壁は白でまとめた。明るく開放的な色調にしたい。室内ドアはバニラウッド(明るい茶色)で統一した。2階は少しイメージを変えて、ディープウォールナットという深い色のフローリングに、壁は白をベースに深みのあるベージュをアクセントとして加えた。室内ドアはマーブルウッド(明るい茶色)を選んだ。小屋裏は「秘密基地」にしたかったので、スモークドアッシュというさらに深い色のフローリングを選び、壁もより深いベージュで候補を絞った。秘密基地感が出るといいのだが。
白のクロスなんてどれを選んでも似たようなものに思えるのだが、それでも並べてみると違う。徹底的に選び抜いた。
確定へ
3回目の打ち合わせで選定したサンプルを持ち込み、外装・内装の色を確定させた。
外壁のベースには光セラ「フィエルテ」チタンコンクリート——グレーのコンクリート調という珍しいサイディングを選んだ。アクセントには光セラ「ネオロックオーバルストーン」チタンブラックというレンガ調のサイディングを採用した。玄関ドアはYKKAPのショールームに何度も通い、「イノベストD50」ショコラウォールナット——ダークウォールナット調のすりガラス付きの製品を選んだ。壁クロスとフローリングは、事前に選んできたサンプルをそのまま確定した。
照明・電気関係
ICが作成した提案書をもとに、後日、営業担当者と新大久保の営業所で打ち合わせを行った。照明はダウンライトとスポットライトの組み合わせでICの提案を基本とした。書斎兼寝室については搬入予定の家具をあらかじめ選定していたので、その配置に合わせてライトの位置を調整した。コンセントの位置も家具の配置を先に決めた上で設定。エアコンと室外機の位置も確定した。