家づくりの用語集

家づくりの記事を読んでいると、聞き慣れない言葉が次々に出てきます。
このページでは、このブログに出てくる言葉を、家づくりの流れに沿って短く説明します。
それぞれの言葉の、当家での実際は「詳しく」の記事に書いています。

土地と法律の決まり

建蔽率(けんぺいりつ)

敷地の面積に対して、建物を真上から見た面積(建築面積)をどこまでにできるかの割合です。
地域ごとに上限が決まっています。

詳しく:第5章 家づくりの具体的な条件

容積率(ようせきりつ)

敷地の面積に対して、各階の床面積の合計(延べ床面積)をどこまでにできるかの割合です。
建蔽率と同じく、地域ごとに上限が決まっています。

詳しく:第5章 家づくりの具体的な条件

建築確認

建物を建てる前に、計画が建築基準法などに合っているかを、役所や指定確認検査機関が確かめる手続きです。
確認済証が出るまで工事を始められません。

詳しく:第24章 着工スケジュールを組む

建築許可(当家の場合)

敷地の条件によっては、建築確認の前に別の許可が要ることがあります。
当家の居住地区には特殊な事情があり、市の建築審査会を経た許可が必要でした。

詳しく:第24章 着工スケジュールを組む/第29章 建築許可申請の遅延

建物の構造と強さ

木造軸組工法(在来工法)

柱と梁で骨組みを作り、筋交いや面材で補強する木造の工法です。
日本で広く使われています。

詳しく:注文住宅の耐震は壁倍率で見る|等級3が同じでも中身は違った/第13章 5社を訪問してわかったこと

ツーバイフォー工法(枠組壁工法)

断面が2インチ×4インチの木材で組んだ枠に合板などの面材を打ち付け、床・壁・天井の「面」で建物を支える工法です。

詳しく:注文住宅の耐震は壁倍率で見る|等級3が同じでも中身は違った

耐震等級

住宅性能表示制度で決められた、地震に対する強さの等級です。
等級1が建築基準法と同じ水準で、等級2はその1.25倍、等級3は1.5倍の地震の力に耐える水準です。

詳しく:注文住宅の耐震は壁倍率で見る|等級3が同じでも中身は違った

壁倍率

地震や風の横からの力に耐える壁(耐力壁)の強さを表す数値です。
数値が大きいほど強い壁です。
面材の種類や釘の打ち方で決まります。

詳しく:注文住宅の耐震は壁倍率で見る|等級3が同じでも中身は違った

ベタ基礎

建物の下全体を鉄筋コンクリートの板で覆う基礎です。
建物の重さを面で地盤に伝えます。

詳しく:第34章 基礎工事

配筋(はいきん)

鉄筋コンクリートの中に入れる鉄筋の太さ・本数・間隔のことです。
コンクリートを流すと見えなくなるため、その前に配筋検査で確かめます。

詳しく:第34章 基礎工事

断熱と気密

UA値(外皮平均熱貫流率)

屋根・壁・床・窓など、家の外側(外皮)から逃げる熱の量を、外皮全体の面積で平均した値です。
小さいほど断熱性能が高い家です。
地域ごとに基準の値があります。

詳しく:注文住宅の断熱はUA値だけで決まらない|等級5に届かなかった実例と5社の仕様比較/第21章 こだわりのポイント・断熱性能

ηAC値(イータ・エーシー値)

夏に日射の熱がどれだけ室内に入るかを示す値です。
小さいほど、夏の日差しの影響を受けにくい家です。

詳しく:注文住宅の断熱はUA値だけで決まらない|等級5に届かなかった実例と5社の仕様比較/第21章 こだわりのポイント・断熱性能

C値(相当隙間面積)

家全体の隙間の合計を、延べ床面積で割った値です。
小さいほど気密性が高い家です。
建物ができてから実際に測って求めます。

詳しく:注文住宅の断熱はUA値だけで決まらない|等級5に届かなかった実例と5社の仕様比較

断熱等性能等級

住宅性能表示制度で決められた、断熱性能の等級です。
等級4が省エネ基準の水準で、等級5がZEHの水準です。
その上に等級6・7があります。

詳しく:注文住宅の断熱はUA値だけで決まらない|等級5に届かなかった実例と5社の仕様比較

ZEH(ゼッチ)

断熱で使うエネルギーを減らし、太陽光発電などでつくるエネルギーと合わせて、1年間に使うエネルギーを実質ゼロ以下にする住宅です。

詳しく:第21章 こだわりのポイント・断熱性能

グラスウール

ガラスを細い繊維にした断熱材です。
繊維の間の空気が熱を伝えにくくします。
繊維をより細くして性能を上げたものを、高性能グラスウールと呼びます。

詳しく:第39章 断熱材と屋根工事

工事の流れ

地中埋設物

地中に埋まっている古い基礎やコンクリートのかけらなどです。
解体した後に見つかることが多く、撤去に追加の費用がかかります。

詳しく:第30章 解体〜地中埋設物/解体後に地中埋設物が出た|3トントラック3台分・追加費用と業者の見分け方【実例】

地盤改良

地盤が建物の重さに耐えられないときに、地盤を補強する工事です。
表層改良・柱状改良・鋼管杭などの方法があります。

詳しく:第33章 地盤改良と仮囲い

地縄(じなわ)

工事を始める前に、敷地に縄を張って建物の位置を示すことです。
施主がその場で配置を確かめる会を、地縄確認会と呼びます。

詳しく:第32章 地縄確認会・着工会

上棟(じょうとう)

建物の骨組みが、屋根のいちばん高いところまで組み上がることです。
施主が骨組みを確かめる上棟確認会を開く会社もあります。

詳しく:第36章 躯体工事と上棟確認会

サイディング

外壁に張る板状の外装材です。
セメントを主な原料とする窯業系が多く、ほかに金属系などがあります。

詳しく:光セラの外壁はこう作られる|印刷技術が生むコンクリートと石の質感/第23章 こだわりのポイント・外壁

シーリング

外壁材どうしの継ぎ目(目地)や窓のまわりを埋める、弾力のある材料です。
外壁材より早く傷むため、定期的に打ち替えます。

詳しく:光セラの外壁はこう作られる|印刷技術が生むコンクリートと石の質感

施主検査(内覧会)

引き渡しの前に、施主が完成した家を確かめる場です。
傷や不具合を見つけたら補修を頼みます。
会社によって「内覧会」「竣工検査」などと呼び方が違います。

詳しく:施主検査・内覧会チェックリスト|引き渡し前に確認すべき項目と指摘の扱い【実例】/第41章 内覧会

手続きとお金

滅失登記(めっしつとうき)

建物を取り壊したことを法務局に届け出て、登記簿から建物を消す手続きです。
取り壊してから1か月以内に申請することになっています。

詳しく:第31章 滅失登記

地目変更登記(ちもくへんこうとうき)

土地の用途の区分(宅地・雑種地など)が実際と変わったときに、登記簿を直す手続きです。

詳しく:第31章 滅失登記

新築のときの登記(表題登記・保存登記・移転登記・抵当権設定登記)

家を新築して住宅ローンを使うときは、主に次の登記を行います。

  • 建物表題登記:完成した建物を、初めて登記簿に載せる手続きです。建物の完成後、土地家屋調査士が現地を調べて図面を作り、申請します。
  • 所有権保存登記:新しい建物の持ち主(施主)の名義を登記する手続きです。
  • 所有権移転登記:土地を買う場合に、土地の名義を売主から買主へ移す手続きです。
  • 抵当権設定登記:金融機関が、住宅ローンの担保として建物と土地に抵当権を付ける手続きです。

住宅ローンの融資を実行するには、金融機関の抵当権を設定することが条件になります。
そのため、残代金の支払いと引き渡しを行う日(決済日)に、保存登記・移転登記と抵当権設定登記を、司法書士がまとめて法務局へ申請するのが一般的な流れです。

詳しく:第38章 引き渡し日確定〜所有権保存登記等

住宅ローン控除(住宅ローン減税)

住宅ローンの年末の残高に応じて、所得税などが差し引かれる制度です。
2024年以降に入居する新築住宅は、原則として省エネ基準に合っていることが条件です。

詳しく:第37章 住宅ローン/第17章 契約締結

長期優良住宅

長く良い状態で住めるよう、耐震性・省エネ性・維持管理などの基準を満たし、行政の認定を受けた住宅です。

詳しく:第34章 基礎工事