引っ越し

工事・実務

第43章 そして…引き渡し

実家の建て替えを決意したのは、2023年の春だった。LIFULL HOME'Sに相談に行ったあの日から、ハウスメーカー5社との比較、住友不動産との契約、そして約9ヶ月にわたる設計と施工。気づけば1年以上の月日が流れていた。55歳で実家を建て替える──この大きなプロジェクトを始動した日、自分でも不安と期待が入り混じっていた。築60年の家を解体し、新しい家をこの場所に立ち上げる。それは親から受け継いだ土地と記憶を、自分自身の手で次の形へつなぐ作業でもあった。そして2024年5月24日。引き渡しの日がやってきた。5月24日午前、融資実行引き渡し当日の朝、第38章で書いた通り、三井住友信託銀行から融資実行完了の電話を受け取った。住宅ローンが実行され、住友不動産への支払いが完了した。これで、書類と金銭の手続きはすべて終わった。残るのは、物理的な引き渡しだけだ。午後、新居に向かう。鍵の受け渡し引き渡しは、新居の現場で行われた。住友不動産側からは工事監督と営業担当が同席。内覧会で指摘した修繕箇所は、すべて完了していた。「これで、この家はあなたのものです」工事監督から鍵を手渡された。ずっしりと手の中に...
工事・実務

第28章 引っ越し

12月17日、引っ越し当日。朝9時、アーク引越センターの作業員4人が実家に到着した。ここから、半年間の仮住まい生活が始まる。当日の流れ作業は午前中の搬出から始まった。4人体制で手際よく荷物がトラックに積み込まれていく。そして、この日は搬出先が2つに分かれるのが特殊だった。半年間保管する荷物を積むトラックと、仮住まい先へそのまま運び込む荷物を積むトラック。それぞれが現場に待機していて、仕分けシールに従って積み分けていく。仮住まい先のライフラインは事前に開通済み。電気もガスも水道も、着いたその日から普通に使える状態にしてあった。洗濯機の搬出・搬入・設置は、アーク委託の専門業者が対応。テレビとケーブルテレビ配線は、別途JCOMに依頼していて、こちらも同じ時間帯に作業が入った。業者が入り組んでいて、それぞれから指示を求められる。「これはどちらに積みますか」「コンセントはどこに繋ぎますか」「チューナーの設置位置はここでよろしいですか」。午前中は実家で搬出を見守り、午後は仮住まい先に移動して搬入と設置の指示を出し続けた。全作業が完了したのは15時頃。プロの仕事に驚く作業を見ていて、何度も驚かされた...