住友不動産

設計・契約

第18章 間取り打ち合わせ~決定

契約締結から6日後、最初の図面打ち合わせが始まった。場所は新大久保の住友不動産営業所。仕事の帰り道に寄れる場所を選んだ。打ち合わせは全部で3回。最初の2回は1/100の縮尺図面、3回目は1/50のより詳細な図面が使われた。建築定規と設計図面との格闘がはじまる毎回、前回からの変更を反映した新しい図面が提出される。営業担当者からファイリング用のケースも渡された。図面が更新されるたびに穴の空くほど眺めた。自分でも三角錐の建築用定規を買って、図面上の寸法と実際の広さを想像しながら検討を重ねた。見るたびにワクワクした。ほぼそのまま採用した動線設計住友不動産の設計は、生活動線がよく考えられていた。間取りの基本はそのまま採用することにした。変更したのは主に扉の数だ。狭い家を少しでも広く感じられるように、クローゼットやシューズクローゼットの扉をなくした。扉をなくすほど減額になるという説明もあり、コスト面でも合理的だった。2階の書斎兼寝室では、階段の床上がりが部屋の奥に台状に張り出しており、その台から壁一面に扉をつけてクローゼットにする設計だった。扉をなくし、床上がりの部分をテレビ台として活用、奥のスペ...
設計・契約

第17章 契約締結

← 第16章 契約前の打ち合わせ契約前の打ち合わせから3日後、営業担当者が自宅に来て契約を交わした。省エネ基準と補助金の話契約に先立って、東京都の省エネ基準についての説明があった。東京都では「東京ゼロエミ住宅」という独自の省エネ住宅認定制度があり、基準を満たすと最大240万円の助成金が受けられる。2024年10月に基準が引き上げられ、断熱性能(UA値)や省エネ設備、さらに太陽光発電設備の設置が原則必須となっている。ただし、当家は50平米未満のため、この認定を受けるには窓サッシや設備を必要以上に高額なものにする必要があり、現実的ではないという説明だった。少し残念に感じたが、補助金のために過剰な設備を入れる必要はないと考え、納得した。住宅ローン控除は受けられる一方で住宅ローン控除については、適用されると説明を受けた。住宅ローン控除は「誰でも受けられるもの」と思っていたが、実は条件がある。2024年以降に入居する新築住宅の場合、原則として省エネ基準適合住宅でなければ控除を受けられない。また床面積の要件は原則50平米以上だが、合計所得金額1,000万円以下であれば40平米以上50平米未満でも適...
設計・契約

第16章 契約前の打ち合わせ

← 第15章 私が住友不動産を選んだ理由住友不動産に決めた。次のステップは契約前の打ち合わせだった。初回訪問時に提示された図面と提案書をベースに、追加・変更・削除を一つずつ確認していく。営業担当者は何を聞いても即座に答えた。現場をよく知っている人間だと感じた。図面の修正初回提案の図面は、動線がよく考えられていた。間取りの基本は採用し、細かい調整は今後の打ち合わせで進めることにした。変更したのは2点だ。一つはバルコニー。家の横幅全体に広がる大きなバルコニーが提案されていたが、高級資材を使う分コストがかかる。窓のある幅に絞って縮小した。もう一つは玄関横の大きな窓。地面の高さまである縦長の窓が提案されていたが、必要以上に大きいと感じたので小さくした。斜線制限の説明営業担当者は事前に市役所へ出向き、当家の土地条件を調査していた。その中で斜線制限の説明があった。隣家との間隔に制限があるため、南側の庭スペースが北側より狭くなる。本当は南側を広げたかったが、これは受け入れるしかなかった。また容積率の制約から、2階の上に小屋裏収納スペースを設ける図面になっていた。ただし斜線制限の影響で屋根がかなりの急...
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第15章 私が住友不動産を選んだ理由

タマホームと住友不動産。最終的な2択に絞られてから、私はしばらく考えた。タマホームへの迷いと不安タマホームの性能は、想像していたよりもずっと高かった。価格も住友不動産より数百万円安く、交渉次第ではさらに値引きの余地もありそうだった。条件だけ見れば、十分に選ぶ理由がある。ただ、見積提出後の営業担当の動きが気になり始めた。キャンペーン期間を強調しながら、何度も値引きをアピールしてくる。高品質な資材や設備をそこまで値引きして、仕入れ先への負担にならないのだろうか。「とにかく売りたい」という姿勢が前面に出てくると、その先の工事や対応への信頼感が揺らいでくる。価格の安さと引き換えに、何かが犠牲になっていないか——その不安が消えなかった。住友不動産が見せた姿勢住友不動産の対応は対照的だった。初回に提示した値引き額以上の根拠のない値引きはしない、という姿勢を貫いた。他社との価格差がつくことは承知の上で、「それ以上に満足できる家を建てる」という自信が伝わってきた。売るために数字を動かすのではなく、品質で納得してもらうという考え方だ。具体的な説明も印象に残っている。同じツーバイフォー工法でも、柱になる木...
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第8章 住友不動産で聞いた内容

※住友不動産の注文住宅事業は、2025年4月1日より完全子会社「住友不動産ハウジング株式会社」に移管・統合されています。サービスや保証内容に変更はないとのことです。最初に訪問したのは住友不動産だった。他社と比較する前の段階だったため、「上位メーカーから基準になる話を聞く」というつもりで臨んだ。案内されたモデルハウスに入って最初に感じたのは、設備のグレードの高さだった。床材、建具、キッチン——高級マンションを思わせる仕様が並んでいる。「これが標準仕様です」という説明を受けたが、率直に言うと自分には必要のないレベルだと感じた。丈夫でシンプルな家を求めている自分には、やや方向が違う印象だった。一通り見学したあと席に案内されると、いきなり提案書が出てきた。間取り図、完成予想図、概算見積、契約から引き渡しまでのスケジュール。サンプルではなく、実際の自分の土地を前提に、建蔽率も踏まえた図面が作成されていた。事前に条件を伝えてあったとはいえ、初回訪問でここまで形になっていることには驚いた。なお担当者は「初回からここまで用意するところはあまりないと思いますが」と自ら言っていた。提案内容は要望をかなり押...