ケイミュー

工事・実務

第41章 内覧会

5月18日、土曜日。内覧会の日。引き渡し(5月24日)の6日前、施主として完成した家を最終確認する日が来た。1年以上にわたる検討と判断の積み重ねが、ついに「家」という形になって目の前に現れる。内覧会という呼び方住友不動産では、この工程を「内覧会」と呼んでいる。ハウスメーカーによっては「施主検査」「竣工検査」「完成立会」とも呼ばれる工程だ。施主の目で建物を隅々までチェックし、気になる点を指摘する。引き渡し前の最終確認の場である。指摘した点は引き渡しまでに修繕してもらえるので、ここで気付いた違和感は遠慮なく伝えるべき場面だ。同席者と所要時間同席したのは、住友不動産側から工事監督、営業担当、IC担当の3名。1時間ほどかけて、家の中を一緒に回った。事前に準備したチェックリスト内覧会に備えて、図面に確認ポイントをメモしていた。チェックする観点は2つ。傷や汚れがないかどうか仕様通りになっているかどうか具体的には以下を確認することにした。棚など造作の高さコンセントの位置照明の位置ドアと窓の開閉具合クロスとフローリングが図面通りのものかJCOM(インターネット、ケーブルテレビ)の引き込み方法最後のJC...
工事・実務

第40章 外壁完成と新居の外観

4月30日、足場が解体された。断熱材、防水シート、通気スペーサー、下葺材──見えない部分への投資を重ねてきた家が、ついに足場というベールを脱ぎ、完成した外観を見せる日を迎えた。足場解体、そして初めて見る新居の姿建て方工事から約2ヶ月。その間、家は常に足場とメッシュシートに覆われ、全体像を見ることはできなかった。「こんな感じかな」という想像はあったものの、実物の全貌を目にするのは今日が初めてだ。現場に着いて、足場が解体されたあとの新居を見上げたとき、静かな感慨があった。第23章で厳選したケイミュー社の「光セラ」シリーズの外壁材。それが家全体に敷き詰められると、想像以上に壮観だった。面で見せる外壁の圧倒的な存在感は、サンプル帳で眺めていたときの比ではない。足場解体後の新居の外観。養生されたYKKap社の玄関ドア(ウォールナット色)が見える。この養生が外れれば、さらに映えるはずだ玄関ドアはYKKap社のウォールナット色を選定した。現時点では養生材で覆われているが、モノトーン系の外壁に対して、このショコラ色の建具が差し色として効いてくるはずだ。外壁のデザイン選定:ベースとアクセント当家の外壁は...
設計・契約

こだわりのポイント・外壁

外壁は、家の印象を決める。屋根と違って、道を歩く人の目に毎日さらされる部分だ。色が褪せれば古ぼけて見えるし、汚れが目立てば手入れをしていない家に見える。20年後、30年後にどう見えているかを考えると、ここは妥協したくない部分だった。住友不動産の注文住宅では、外壁の標準仕様がケイミュー社の「光セラ」シリーズになっている。最初にこの話を聞いたときは、正直そこまで関心はなかった。サイディングなんてどこのメーカーでも似たようなものだろう、くらいの感覚だった。それが変わったのは、住友不動産の「住まいるフェア」に見学に行ったときだ。会場のケイミューのブースに光セラの実物が展示されていて、担当の方が詳しく説明してくれた。話を聞けば聞くほど、これはただのサイディングではないことがわかってきた。帰宅してからYouTubeでケイミュー社の動画や、住宅関連業界で光セラを扱っている動画を見まくって勉強した。光セラとは何か光セラは、窯業系サイディング基材(セメント+パルプ等)に、光触媒コーティングとセラミックコーティングを二重に施した外壁材だ。光触媒というのは、紫外線を浴びると表面に強力な酸化力を生んで、付着し...