コンクリート打設

工事・実務

第34章 基礎工事

2月5日、基礎工事が着工した。住友不動産の建築工程のなかで、最も時間をかけて行われる工程だ。この先、約1ヶ月をかけて、家の土台となる基礎が作られていく。なぜ基礎に1ヶ月もかけるのか基礎工事は、建築本体工事の前段階という位置づけで、住友不動産の建築チームとは別の、専門の基礎屋さん(小島土木)が施工を担当する。1ヶ月という工期を最初に聞いたとき、正直、長すぎないか、と感じた。建物本体の建て方工事が3週間であることを考えると、基礎のほうが長いのか、と。しかし、契約前に営業担当から聞いていた話を思い出した。「住友不動産の注文住宅は、基礎に時間をかけます。作業もしっかり行うし、検査も徹底的に行う。当社でも建売住宅の場合は、ここまで時間をかけません」注文住宅と建売住宅で基礎工事の時間のかけ方を変えている、という事実は、契約前の比較検討段階で大きな印象を残していた。基礎は、家が建った後は見えなくなる部分だ。ここで手を抜くメーカーと、時間とコストをかけて丁寧に施工するメーカー。その差は、数十年後の建物の状態に現れる。1ヶ月という工期は、「しっかりした家を建てる」という意思の表れなのだ、と納得して工事を...