最初は、工務店に相談してみよう、と思った。
でも、少し考えて思いとどまった。リフォームがいいのか、建て替えなければならないのか——その判断がまだついていない段階で工務店の門を叩けば、相手の得意な方向に話が進むだけだ。中立な意見は期待できない。
では一括資料請求はどうか。複数のハウスメーカーをまとめて比較できる便利なサービスだが、調べると「多数の会社から一斉に営業連絡が来る」という経験談が目についた。自分の考えが整理できていない段階で営業対応に追われるのは、明らかに順番が違う。
そこで行き着いたのが、住宅相談サービスという選択肢だった。
代表的なのはLIFULL HOME’SとSUUMOの2つ。どちらも住宅会社の営業ではなく、第三者として相談を受ける窓口で、利用者は無料で使える。
この2つを調べて、私はLIFULL HOME’Sを選んだ。この時点の私はまだ建て替えを決めていなかった。SUUMOは新築ハウスメーカー比較に強い。だが私が必要としていたのは、リフォームも含めた選択肢を整理できる場所だった。その点、LIFULL HOME’Sの「住まいの窓口」は、新築・リフォーム・リノベーションまで幅広い選択肢の中から相談ができる。どんな選択肢があるのか?を一から整理して検討できるのに適している——そう考えて決めた。
実際に相談してみると、それまで曖昧だった条件が短時間で整理されていった。
次章では、その相談で最初に向き合った「家づくりの前提条件」について書く。