住宅会社比較 第8章 住友不動産で聞いた内容
最初に訪問したのは住友不動産だった。他社と比較する前の段階だったため、「上位メーカーから基準になる話を聞く」というつもりで臨んだ。案内されたモデルハウスに入って最初に感じたのは、設備のグレードの高さだった。床材、建具、キッチン——高級マンションを思わせる仕様が並んでいる。「これが標準仕様です」という説明を受けたが、率直に言うと自分には必要のないレベルだと感じた。丈夫でシンプルな家を求めている自分には、やや方向が違う印象だった。一通り見学したあと席に案内されると、いきなり提案書が出てきた。間取り図、完成予想図、概算見積、契約から引き渡しまでのスケジュール。サンプルではなく、実際の自分の土地を前提に、建蔽率も踏まえた図面が作成されていた。事前に条件を伝えてあったとはいえ、初回訪問でここまで形になっていることには驚いた。なお担当者は「初回からここまで用意するところはあまりないと思いますが」と自ら言っていた。提案内容は要望をかなり押さえており、施工実績から蓄積されたノウハウが感じられた。見積については、Kさんから聞いていた価格帯よりやや低め。仕様を調整すれば検討できる範囲に収まりそうだと感じた...