見積・費用

見積・費用

第14章 見積を並べてわかったこと

初回訪問からおよそ10日ほどで、5社から見積が出揃った。数字を並べて最初に感じたのは、「坪単価だけでは判断できない」ということだった。坪単価の順番は予想通りだったが坪単価を安い順に並べると、一建設・タマホーム・東栄住宅・住友不動産・桧家住宅という順になった。ローコストメーカーが安く、上位メーカーが高い——大まかな傾向は訪問前の想定通りだった。一建設については、この時点で候補から外れていた。コストは最も安いが、工法・断熱性能・保証年数のいずれも自分が求める水準には届かなかった。価格相応の判断であり、一建設の問題というより優先順位との不一致だ。ただし見積書の合計額を比べると、順番が変わる。標準仕様に何が含まれているかによって、実質的な価格差が変わってくるからだ。例えばエアコンについては、タマホームと東栄住宅は複数台が標準で含まれているのに対し、住友不動産は1階に1台のみで2階はプラグのみの設置だった。外構工事や照明の扱いも各社で異なる。単純に見積の総額だけを比べても、含まれる内容が揃っていなければ正確な比較にならない。桧家住宅はこの時点で除外見積が出揃った段階で、桧家住宅は候補から外れた。...