第13章 実際に回って分かったハウスメーカーの差

ハウスメーカーの候補が決まったあと、
実際に各社を訪問しました。

同じ条件を事前に共有しているにもかかわらず、
初回提案の段階から明確な差がありました。


初回提案の完成度の違い

最も差を感じたのは、初回訪問時の準備状況です。

住友不動産は、
間取り図面・イメージ図・概算見積書まで準備されていました。

LIFULL に伝えていた条件を踏まえた具体提案最初から提示された点は印象的でした。

東栄住宅も事前に準備され、初回から図面提案がありました。

一方で、

タマホーム一建設は住所は把握していましたが、提案資料はなく、ヒアリングからのスタートでした。

そして、

桧家住宅は、LIFULLから事前に情報連携されていたはずの住所も把握していませんでした。

この準備力の差は、
会社の体制や営業プロセスの違いを表していると感じました。


営業担当者の質

営業対応にも違いがありました。

住友不動産は知識量が多く、説明も体系的でした。

タマホームや東栄住宅も熱心で、詳しい説明がありました。

一方で、

桧家住宅は断熱と全館空調を強く打ち出していましたが、全体設計の面ではやや粗さを感じました。

一建設は価格軸が明確で、ローコストを実現するための設計という姿勢がはっきりしていました。

営業の力量は、その会社の設計思想をある程度映します。


工法と性能の理解

住友不動産の説明で、耐震設計の鍵は建築工法にあること、断熱・省エネの鍵は使用する断熱材と玄関ドア・窓サッシにあることを理解しました。

ツーバイフォー(枠組壁工法)という建築工法は、
面で支える構造で耐震性が安定しているという説明は分かりやすいものでした。

在来工法も悪いわけではありませんが、
施工精度の影響を受けやすいという説明も受けました。

同じ「耐震等級3」でも、
設計思想や裏付けの説明には差があります。


ローコストの現実

ローコストメーカーは、確かに価格が安い。

ただし、

・標準仕様の幅が限定的
・耐震性の確保や高性能資材はオプション扱いか別見積もり
・概算見積りの幅が大きい

という特徴も見えてきました。

価格差は魅力です。
しかし、どこを削っているのかを理解しなければ、正確な比較はできません。


比較して初めて分かること

5社を横並びにして、初めて見えてきたことがあります。

・提案の完成度
・営業の質
・設計思想
・価格の根拠

価格だけではありません。
体制と優先順位の違いが、はっきりと浮かび上がりました。

さらに、

・耐震・断熱・保証の差
・資材の質と仕入れ力の差
・提案準備の姿勢

これらは、私の想像以上に会社ごとの差がありました。

比較を重ねるうちに、判断の軸は次第に明確になっていきました。

・災害に強いこと
・性能が安定していること
・長期的に安心できる体制があること
・価格が現実的であること

この軸で整理すると、選択肢はほぼ2社に絞られました

そして最終的に私が選んだのは、住友不動産でした

なぜその決断に至ったのか。
次章で整理します。