前章で、リフォーム・リノベーション・建て替えを同じ土俵に並べて整理しました。
ここでは、私が実際にどの順番で考え、最終的に建て替えを選ぶに至ったのかを書きます。
相談して見えた「3つの選択肢」
相談を通じて整理できたのは、次の三つでした。
・リフォーム
費用を抑えながら、今の家に住み続ける現実的な選択。
・リノベーション
暮らしやすさを大きく改善できる可能性のある選択。
・建て替え
費用は大きいが、安全性や前提条件を一新できる選択。
感情で考えると、できればリフォームで済ませたい。
しかし、順番を変えて考える必要があると分かりました。
まず整理した「考える順番」
費用や満足度より先に、次の四つを整理しました。
① 今の家にいつまで住み続けられるか
② 住み続けるために必要な条件は何か
③ その条件を満たす方法は何か
④ その費用を払えるか
この順番で考えると、結論はかなり明確になります。
① 今の家にいつまで住めるか
実家は築60年。
旧耐震基準で建てられています。
直近数年で突然崩れるわけではないかもしれません。
しかし、大地震が起きればどうなるかは分からない。
「いつまでもつか」は、誰にも断言できません。
② 住み続けるために必要な条件
私にとって最優先だったのは、耐震性の確保でした。
老後に不安を抱えたまま住み続ける選択はしたくない。
これが判断の軸でした。
③ その条件を満たす方法
部分補強ではなく、構造躯体そのものを再構築すること。
つまり、建て替えです。
リフォームやリノベーションでは、外観や設備は新しくできます。
しかし、土台や柱などの前提条件は変わりません。
「安全性を根本から変える」という目的に対しては、建て替えが最も確実でした。
④ その費用を払えるか
LIFULL HOME’Sとの相談で全条件を整理すると、私の場合は概算費用は2,000万円〜3,000万円と分かりました。
正直に言えば、大きな金額です。
ただし同時に、
・住宅ローンを組めること
・現在の収入で毎月返済可能であること
・60歳でiDeCoを受け取り、一括返済できる見込みがあること
・完済後も生活資産を確保できること
も整理できました。
「払えない」のではなく、
「計画すれば払える」という現実が見えました。
結論:高い選択だが、条件を満たす選択
建て替えは、最も費用がかかる選択です。
しかし、
・耐震性を確保したい
・将来の不安を減らしたい
という条件を満たすのは、この方法でした。
感情ではなく、条件から逆算した結果、
私は建て替えを選びました。
次は、建て替えを前提にしたときに避けて通れない問題、
「工務店かハウスメーカーか」について整理します。